自分を客観的に見つめてみる
ヨガを行う際はポーズの完成形に囚われず、ご自分の身体の左右差や、今日の状態などを客観的に観察しながら行ってみてください。
普段はどうしても外に向きやすいご自分の意識。
その意識を内側に向けてみる時間にしましょう。
忙しない毎日の中でも、そういう時間はとても大切だと思っています。
自分を観察してみると、身体の左右差であったり、癖であったり、また心の動き方などにも気付きを持つことが出来ます。
気付きがないと、改善に繋がりません。
自分を内観することが、ストレッチとヨガの違いでもあり、ヨガの恩恵です。
◆かんぬきのポーズ
門のポーズ
「かんぬき」とは、門の扉が開かないようにする横木のことです。
また門のポーズはわき腹を伸ばすことで肝臓を刺激し、毒素排出効果をうながし、
内側から元気のあるからだをつくってくれます。
お腹周りや腰周りの筋肉にしっかりアプローチできるので、脇腹のたるみ予防につながるだけでなく、内臓機能を整える効果や骨盤や股関節などのリフレッシュ効果を期待できます。
体側は日常生活ではあまり自然に伸びる箇所ではないので、意識して伸ばす必要があります(それだけ詰まっている可能性が高い箇所だとも言えます)。
このポーズは難易度がそれほど高くないですし、体幹を整える効果やウエスト周りを引き締める効果もあるので、初心者の人もぜひ挑戦してみてください。
まず、ひざ立ちになります。両手を腰に当てて骨盤を左右同じ高さにそろえます。
次に右足を横に伸ばします。この時マットに着いてるひざが痛くなる人は、ひざの下にタオルなどを敷くと痛みが緩和されポーズを取りやすいです。薄いマットだと膝が痛いのて膝の下にタオルを引くかマットを丸めてクッションにしてください。
息を吸いながら左手を上げ(耳の横辺りに)、息を吐きながら状態を右側に倒します(左手の手の平は下に向けてる)。
この時、可能な人は上の手を見るようにします。また、上げた手の位置が体より前になると体が丸まってくるので、頭の上にくるよう意識しましょう。
目線は上の手を見るようにして息を吸う時にたっぷり呼吸を送り胸を広げるようにし、吐く時に少しずつ状態を伸ばした足の方に倒していきます。
数回呼吸を繰り返し体側が十分に緩んで伸びたのを感じたら、息を吸いながら状態をゆっくり起こし、吐きながら上の手を下ろします。反対も同じようにやってみましょう。
<パリガアーサナ・体側を伸ばすポーズの効果>
エネルギーが上がり、肝臓、胆嚢(たんのう)系の気の流れが良くなる。お腹や腰回りの胴体が伸びるので内臓がゆっくりと動ける。背骨の腰の部分が伸びるため、腰痛改善に役立つ。腹筋と背筋がバランス良く働くようになる。腰痛や肩凝りの改善や予防します。
このポーズは、高齢者向けのヨガや初心者向け、オフィスでのお仕事が多い方にもオススメのポーズです。
脇腹を伸ばすことで、肩こり解消首こり解消に♪