メディテーションブリージングヨガ
Jasmine
渡辺 有優美のブログ

アスティヤ 人の時間も盗まないこと

前回は、サティヤ 正直でいることについて書きました。

今回は、

       アスティヤ(Asteya)/不盗です。

他人の物、

時間、

信頼、

権利、

利益

などを盗んではいけないという教えです。

「ヨガは、単なるアーサナのことではなくもっと広義のものです」と言うのはニコライ・バッハマンという人物の言葉です。

デンバーを拠点に活動するサンスクリット語の学者で『The Path of the Yoga Sutoras : A Practical Guide to the Core of Yoga』の著者です。

「まさに生きるための方法なのです」

紀元前2世紀から紀元5世紀の間に書かれたヨガスートラの中で、賢人たちは段階を経て体とマインドを浄化するための8つの段階があることを書いています。

『ヨーガ・スートラ』は、インド哲学の1派でヨーガの修行により解脱に至ることを説くヨーガ学派の教典。パタンジャリによって編纂されたと言われるが、彼についてはっきりしたことは分からない。現在の形に編纂されたのは、4-5世紀頃と考えられている。ウィキペディア

「スートラ」とはサンスクリット語の直訳では「糸」の意味です。

「スートラ」とは詩という意味です。

パタンジャリ先生が短い詩の中で、ぽつりぽつりとですが、しかし的確にヨガの道を指し示してくださっています。

『ヨガスートラ』は、今のヨガであるところの「ラージャ・ヨガ」の実践の指導・教科書としてはもちろん、現代ヨガの哲学部分の土台を担ってくれています。

全4章、195の教えからなる経典です。

最終的な目的は、ヨガの実践者たちが安定したマインドを養い、静かな至福へと到達することです。サマーディーへの到達です。

インドでは、パタンジャリ先生はまさに聖者で、

ビシュヌ神の使いで守り主である千の頭を持つ聖なる白蛇「アナンタ:無限」の生まれ変わりといわれています。

実はヨガの創設者であるシヴァ神がヨガについて語っているのを盗み聞きしてしまい、シヴァ神に人間に広める使命を課された、といわれています。

だからインドでパタンジャリ先生を探すと、たいてい下半身が蛇だったりします。

頭からも蛇がいっぱい生えています。

インドの神様は人になったり神様になったり自由自在です。

さて、ヨガ哲学のヤマニヤーマは、アーサナ(ポーズ)より前にするべきもので、他者との関わりやどのように自分自身をケアするかの倫理的な原則です。所謂、日本人としては持ち合わせているであろう道徳心です。

これは、ヤマ(社会的自制)とニヤマ(自己鍛錬)と呼ばれています。

ヤマの三つ目の教えのアスティヤ(Asteya)/不盗は、

盗んではいけないという教えです。

約束の時間に遅れたり、

行列に割り込んだり、

相手の話をさえぎってしゃべり出したりするのも他人の時間を奪ったことになります。

人の時間を奪いネガティブな話しや家族の愚痴を聞かせるのも気をつけなければいけないところです。

ましてや、旦那さまのちょっとした?悪口なども、、

人から幸せをもたらせて貰おうとすると、愚痴は生まれますが、そこには執着もあります。

ヨガ哲学の中でも、八支則のヤマは、やってはいけない禁戒を定めたもので、

解釈によってはとても大切な考えであることにも気づけます。

今日は、ちょうどヨガ哲学の授業でした。

ヨガの聖典であるヴェーダの知識によると、私たちは生きていく中で何かをずっと探し求めていると説かれます。

雨風をしのげる住む家が欲しい、生きていくための食べ物が欲しいなど生命を維持するための最低限の何かを欲しがるだけでなく、立派な家に住みたい、おいしい食べ物を食べたい、素敵な洋服が欲しい、海外旅行に行きたい、新しいバックが欲しい、、、

など自分を楽しませてくれるものを欲しがります。

それは何のためでしょう。

何かを手に入れることで自分が幸せになるような気がするからです。

でもこれを「絶対」手に入れようと思うと苦しみが生まれます。

ヴェーダはその「幸せではない」というスタート地点がすでに間違っていると説いています。

私たちはすでに幸せで、満たされていて、何かをやみくもに求める必要がない。それに気づくことこそが大切だと説いています。

今あることの幸せに気づき、何かを追い求めることをやめた時に本当の幸せが訪れます。

勝手に思い込んだものを期待して、行動をして、期待通りのものがかえってくればご機嫌になりますが、そうでないときは傷ついたり、落ち込んだりします。そして他者を責めたり、、

「こうなるはずだったのにならなかった」

「うまくいかなかったのは○○のせいだ」

もっとこうしてくれたら、

私ならこうするのに、、

そう思い悩んだり、誰かを恨んだりするのです。

このように執着は苦しみを生み出します。

ヨガ哲学のヤマは、何か壁にぶち当たったときに

立ち戻り自省する一つの手段にもなります。

運気が悪いなー。気分が晴れないなー。なんて時は、もう一度ヤマ、ニヤーマに立ち戻ります。

大人になると、自分を戒めてくれる人も少なくなります。

そんな時、ヨガ哲学は

気づきを与えてくれるのです。

om

shanti

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書籍

マインドフルネス瞑想で自分らしく生きる!(MyISBN - デザインエッグ社)渡辺有優美(著)

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Jasmine

タイブランド Jasmine のプロデュースをしています

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