サンスクリット語ではブラマリプラナヤマと言います。BHRAMARI PRANAYAMA (蜂のハミングの呼吸法:蜂の羽音の呼吸法)
ヨガの伝統的な呼吸法の一つで、サンスクリット語でメス蜂を意味します。
また英語ではHumming Bee Breathとも呼ばれています。蜂の羽音のように鼻から息を吐き喉から音を出すことでこの名前がつきました。
この呼吸法は、蜂の種類で言うと、マルハナバチの羽音のような音をたてて息を吐きます。
マルハナバチとはミツバチ科ミツバチ亜科の昆虫で、世界で約250種が知られている。最近の分類体系ではマルハナバチ属(Bombus)1属のみを含むとされる。英語ではbumblebeesまたはhumblebees。アジア中央部の草原地帯に分布の中心をもちヨーロッパ、東アジア、東南アジア、南北アメリカ大陸にも分布する。
集中したい時、不安、心配事があるとき、頭の中と心をクリアにしてくれます。興奮し考え事でいっぱいの頭を鎮め、怒りや緊張を緩和します。ストレス解消にも効果大です。
ブラマリ=雌のハチは、低周波数です。
雄の蜂は比較すると雌より少し高周波らしいです。
ハミングは出す音と体の共鳴なので、ハミングの高低は自然に身に付きます。
心地よい高さにします。
雄ハチ・・・周波数高い
雌ハチ・・・周波数低い
生物、昆虫や鳥たちは、雄の方が美しい音や容姿なのです。
とはいえ、
ご自分の一番心地よく響き渡っていると感じる音程を探して、音を出していきます。
何度か音を出していると心地良い音程が見つかります。
呼吸法 プラーナヤマpranayamaの練習と実践は、内側を見るということを教えてくれます。
呼吸を使い、プラーナを下の方のチャクラから上の方へ動かすことで、より高次で霊性の高い自分自身に導いてくれます。気が通るとマインドは穏やかになります。感情に振り回されることがなくなり、物事に対しての見方がクリアになっていきます。その為にも呼吸法の練習は、有効です。
🐝ブラマリの呼吸法のやり方🐝
①楽な瞑想の坐法になります。安楽座でも正座でも良いです。椅子に座っていても出来ます。慣れるまで座り易い坐法を選びましょう。
疲れている時は、仰向けになっておこなっていただいても良いです。
②両手を使って親指で両耳を塞ぎ、親指で耳の付け根をおさえて残りの4本指で目をおおいます。
目を閉じ軽く押さえる事で眼球の動きが静まり、脳を沈静化します。
※さらに効果を高める方法として、「シャンムキムドラー(Shanmukhi Mudra)」と呼ばれる手指のポーズがあります。
1.親指を耳の前の突起した部分を押さえて閉じます。音を完全に遮断するように蓋をします。
2.人差し指を眉毛の上に置き、中指をまぶたの上に置きます。薬指を小鼻の付け根に置き、小指を口角か口の上に置きます。
③息を吸い、口は閉じたままMmmmm~と身体に響かせる様に発声します。息が途切れるまで行います。
呼吸は腹式呼吸でできる方は、腹式呼吸でおこなってみてください。
息を吐ききったら、大きく吸い直し、
Mmmm~というサウンドを繰り返します。
④3ラウンド行います。
最初は、1分
時間を5分くらいに伸ばしても良いです。
途中、クンバカ出来る様であればクンバカを入れる。ジャ-ランダラバンダを組み合わせる事も出来ます。
⑤発声を終えたら、暫く目を閉じたまま、身体に残った振動の余韻を味わいましょう。
お時間があれば、シャバアーサナを行なってみましょう。
発声中、終わった後、頭の中心に意識を向けてみます。
特に、
アジュナチャクラ(眉間)に集中してみます。
頭蓋骨に響かせるだけでなく、前頭葉に共鳴させる、こともできます。
前頭葉は、思考する脳です。
前頭葉を落ち着かせることで思考を止め更にリラックス効果を期待できます。
ジャーランダバンダを使い、
ブラマリも行います。
ブラマリ呼吸法の最中に一時的に呼吸を止めます。
少し顎をひいた状態でクンバカを行うと
ジャーランダバンダがしまります。
ジャーランダバンダを締めると
甲状腺や副交感神経に作用し、リラックス効果を
得たりチャクラが開くと言われています。
ヨガスートラでは、180日間行うとシッダ(超感覚)を得られると書かれています。
🐝ブラマリー呼吸法の効果🐝
・ストレスを和らげる
・喉頭炎や扁桃腺炎など喉の不調を緩和する
・精神を安定させる
・不眠症を改善する
・(瞑想前に行うと)瞑想を深める
練習することで、体得しやすくなりますので、
瞑想に入るのが苦手な方もブラマリーで瞑想の準備をしましょう。
この呼吸法の後で瞑想を行うとすっーと深い瞑想に入れると思います。
ブラマリーの呼吸法をした後に陰ヨガをすると、
より瞑想状態に入りやすくなります。
om
shanti