納豆は大豆からできているため、栄養が豊富なことは皆さんご存知かと思います。
さらに納豆は発酵食品ということで、大豆の栄養素をパワーアップした状態で身体に取り入れることが魅力です。
納豆の主な成分としては、吸収率の高い良質なタンパク質である「大豆タンパク」と、コレステロールを低下させる「大豆サポニン」や「大豆レシチン」、女性ホルモンに似た作用をもつ「大豆イソフラボン」、腸内環境を整える「食物繊維」、血液をサラサラにする「ナットウキナーゼ」などが挙げられます。
大豆は”畑のお肉”と呼ばれるほど、お肉類と同じくらいのタンパク質が含まれていますが、納豆はお肉類よりもカロリーが低いためヘルシーな食材といえますね。
納豆 | 牛肉 | |
エネルギー | 200kcal | 298kcal |
タンパク質 | 17g | 17g |
脂質 | 10g | 24g |
食物繊維 | 6.7g | 0g |
カルシウム | 90mg | 3mg |
※100gあたりの主な栄養成分
しかも大豆タンパクは吸収率が95%以上ととても高く、身体のなかで無駄なく利用できる良質なタンパク質なのです。
また、吸収速度はほかのタンパク質より遅いため、消化に時間がかかるという特徴があります。腹持ちがいいので、ダイエットをしている人にはメリットになります。
では、一つ一つ納豆のもつ栄養素を見て行きましょう。
1つめに
大豆サポニンの効果が挙げられます。
高血圧の患者に大豆サポニンを投与した結果、総コレステロール値が正常値まで下がったという報告があり、大豆サポニンにはコレステロールを低下させる作用があることがわかりました。
コンビニや外食などで高脂肪な食事を続けていると、コレステロールや中性脂肪が増え、体内でそれらが酸化すると「過酸化脂質」に変化します。
過酸化脂質が増えると肝機能障害や肥満の原因になるだけでなく、血液をドロドロにして動脈硬化や高血圧などが起こるリスクを高めてしまいます。
大豆サポニンには強い抗酸化作用があり、この過酸化脂質が作られるのを抑制するだけでなく悪玉コレステロール自体を低下させる働きもあるんです。
2つ目に、
大豆レシチンの効果です。
私たちの身体は1つ1つの細胞が集まってできていますが、これらの細胞が正常に機能するよう必要な酸素や栄養を吸収したり、老廃物を排出するサポートをしているのがレシチンです。
レシチンが不足してしまうと細胞内に老廃物が溜まるなど身体の代謝を落とす原因につながるため、納豆などの食べ物から補給する必要があります。
また、レシチンは血管内にこびりついたコレステロールを溶かし、コレステロール値を下げる嬉しいダイエット効果が期待できます。
3つ目には、聞いたこともある方もいると思いますが、
大豆イソフラボンの効果です。
大豆イソフラボンには、ガン予防や糖尿病の改善、骨粗しょう症の予防、美肌効果などがあります。
女性ホルモンに似た働きがあるため、加齢とともに減少していくのを大豆イソフラボンで補うのが良いです。
シワやハリなどの肌の老化は、女性ホルモンの減少が原因の1つとして考えられます。
大豆イソフラボンは肌を明るくし保湿機能をアップしてくれるため、美肌が保たれるアンチエイジング効果が期待できます。
4つ目に
食物繊維が豊富です。
納豆には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は吸収に時間がかかるため腹持ちがよく、満腹感が持続して間食を抑える効果があります。
また、腸内環境を整えて便通を良くする働きから、ダイエットの天敵である便秘対策にもおすすめです。
5つ目に
ナットウキナーゼの効果
納豆のネバネバに含まれる酵素「ナットウキナーゼ」には、血栓を排除して血液をサラサラにする働きがあります。
血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果があるため生活習慣病の予防ができるだけでなく、基礎代謝がよくなりカロリーを消費しやすい体質へ変えてくれます。
さらに、ナットウキナーゼは腸内の悪玉菌を減らし腸内環境を改善するため、便秘の解消にも役立ちます。
💡おススメの簡単献立は、、
キムチ納豆
納豆ダイエットで1番おすすめしたいメニューがキムチ納豆です。
実は納豆とキムチってとても相性がいいんです。その理由が納豆の栄養成分であるイソフラボンと、キムチに含まれるカプサイシンの2つにあります。
イソフラボンには、美肌効果もあります。イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取することで髪にも良い効果が得られるのでアンチエイジングにも良いです。
年齢を重ねるとどうしても髪にボリュームがなくなり薄毛になりやすいですが、キムチ納豆を食べれば頭皮の血行が良くなり髪が太く丈夫に育ってくれます。
ダイエットとヘアケアの両方ができるキムチ納豆は、納豆ダイエットで定番のおすすめメニューです。
納豆の注意点についてお伝えします。
納豆がいくら身体にいいからといって、1日に3食納豆を食べ続けるなどの食べ過ぎはやめましょう。
大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きをすると説明しましたが、イソフラボンの過剰摂取はホルモンバランスを崩す危険があります。
また、納豆は加熱するとナットウキナーゼなどの栄養成分が壊れてしまいもったいないです。納豆の効果を最大限に得るためには、なるべく加熱せずにそのまま食べてください。
納豆そば
【材料】
生そば…150g
納豆…2パック
万能ねぎ(小口切り)…5本分
大根おろし(水けをきったもの)…1カップ
みょうが(小口切り)…2個分
貝割れ菜…1/2パック
すりごま(白)…大さじ2
めんつゆ(市販品)…適量
《レシピ》http://www.lettuceclub.net/recipe/dish/6711/
納豆サーモン
【材料】
サーモン刺身 70g
卵黄 1個
長芋 50g(正味)
納豆 1パック
納豆昆布 3g
刻みねぎ 少々
わさび 適量
薄口しょうゆ 小さじ1/2
《レシピ》http://dt125kazuo.blog22.fc2.com/blog-entry-2673.html
納豆オムレツ
【材料】
卵・4個
牛乳・100ml
納豆・1パック
スライスチーズ・2枚
ニンニク(すりおろし)・小さじ1
塩コショウ・少々
バター・10g
刻みのり・適量
《レシピ》http://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/817e0275a54b31477f3939a96e3e8b2c.html
納豆巻き
【材料】
納豆1パック
大葉3枚
焼き海苔1枚
≪酢飯の材料≫作りやすい1合分
炊き立てのご飯1合
●酢大さじ2
●砂糖大さじ1
●塩少々
《レシピ》http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1370007295/
しかし、ここでちょっと問題点があります。
納豆は国民食といわれる一方で、原料となる大豆の国内自給率はわずか7%にすぎないのです。
そのため、90%以上を輸入に頼っています。
見逃せないのは、「遺伝子組換え」の問題です。
「アメリカの大豆の9割以上は遺伝子組換えです。実は、日本はこの遺伝子組換えの大豆を大量に輸入しているのです。たとえば大豆油などの遺伝子組換えの表示義務がない食品に化けていたりします。遺伝子組換えと非遺伝子組み換えは分けて管理されているといいますが、その管理は雑ともいわれています。
法律上、日本では遺伝子組換え大豆の含有率が5%以下なら成分表に表示する義務はないそうなので、実際は、知らないうちに健康に良いと言われている納豆で遺伝子組み換えのもこを摂取している可能性もあります。
納豆そのものだけではなく、商品パッケージに含まれる添え物にも問題があります。
納豆とセットになっているタレや辛子に含まれる添加物にも問題があります。
人体に影響がないとされてはいますが、タレや辛子には大半のものに合成着色料や添加物が入っています。辛子の原材料であるウコンがどこから輸入されているかは、生産会社のホームページを見ても記載されていないです。
さらに、納豆のタレに含まれる添加物の果糖ぶどう糖液糖はジュースなどに入っている“甘味の元”で、原材料はトウモロコシです。
こちらも日本はほぼ100%を輸入に頼っており、最大の輸入国は、アメリカです。
アメリカのトウモロコシの遺伝子組換え率は7割以上です。
そこでタイで売っている
社長さんの納豆をおススメします!
この納豆を作ったのは、タイやシンガポール、香港、中国などで電子部品の輸入販売を展開する社長さんだそうで、本業が堅調で何か社会の役に立ちたいと海外に暮らす日本人に冷凍ではない納豆を食べて貰いたいと納豆作りを始めたんだそうです
最近では普通にフジスーパーやサスティナさんで購入できるようになりました
サスティナさんで35バーツ位(約118円)で販売しています。
今までもバンコクには超メジャーブランドのおかめ納豆など、日本の有名どころが冷凍されてやって来てて、(賞味期限なんてあってないようなもの)それが80バーツ位(約270円)です。
冷凍されていない日本の納豆が118円なら毎日食べられる価格ですね。
納豆は、体に良い!
ダイエットに良い!
アンチエイジングに良い!
しかし、少し落とし穴がありました。
口にするものには、少し慎重になる今日この頃です。
社長さんの納豆を作ってくださってありがとうございます。
ナマステ